104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:20:46.52 ID:MRMyDOv30
-==二´....::::::::::::::::::::::::::::::i' , ヾ、 ._-―'´ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::" _i-― ̄ヽ___ ヽ
ノ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::i'_|_,-| ̄ |.-―:'| ̄ ヾゝ、
-‐'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i--¬―‐i::| ̄:|::::::.::::::| l、 | `ヽ、
 ̄|:::::::/:::::::::::::::::::::i' i:::::: | i::::| |::::::::::::::| |::ヽ | |^ヽヽ、
|::/::::::::::::::::::::::i' i:::::::::::/| |:::::|ヽ、,ゝ-:i‐!::::| |::::ヽ|i::! ヽ、
|::/:::::i !:::::::::::::i' !:::''i::::/| !::.::l |::ヽ、i:|__!」:::| |::::| |::| |ヽj
l´/:::ノ| !:::::::::::i::::| -i::/― | |::::| |:::ャ'。=='ァi::| |::::|、| |ヽ|
/-−'´ |!:::::::::::i!| i!ェ=ェ、 |i::l i:! |゚_::: i |!::::| |::::|| | i|
| !:iヽ::::::| {´゚。:::゛!`i| | ヽ'ニィ'|:::::| |:::|iノ:::l、 |
|i! |::::::::ヽ゛ヽれニ'ノ |::::::::| |::| i::::lヽゝ 『資本論』 第一編 商品
|i |::::::::::::i.ヽ. ' |::::::::::|i:::|i:::::|
i| |::::::::::::::`::ヘ、 ‐- |:::::::::::|!:!i:::::| 第一章 第四節 "商品の物神的性格とその秘密"
i |::i ヾ:::i::::::::ヽ、 ィ'|::::::::::::i:!!:::|
| ̄`'ゝー-L_::::::::::`i:‐- 、_ _,ィ' ´::;;:|:::::::i_:i:-‐' ̄i
ヽ  ̄ヽ、|:::iヽi|;;;;;;;;::::::::::i 」-‐' ,-―'  ̄`ヽ、
r――`ー――-- 、 ヽ、i'i!|;;;;:::::::::,ィ"´ ニ二-―――ニ二二l、
/_______ `ヽ、ヽ、,r-‐'  ̄_,-‐' ̄ ̄ ̄ | ヽ
|` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、 ヽ/ r-‐' ´ | |
| ヽ===='| | |
,| | | Das Kapital..T...........| |
〈 | ..............................n、 | f^ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
/ |::::::::::::::::::::{x::::::::::::::::i ヽ十、| |'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
| |:::::::::::::::::::::x::::::::::::::::| |:::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::Karl Marx::::| | ←長門萌え
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:21:37.86 ID:MRMyDOv30
____
/ \
/ ─ ─ \ なんだか凄そうなタイトルだお……
/ (○) (○) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:23:18.98 ID:MRMyDOv30
. / / / l ヽ \ \ \ \ \
/ / / l ヽ \ \ _ +-ヽ ヽ ヽ
. / / l l ヽ \ \ x ´ヽ ヽ\ ヽ ヽ l、 \
/ // | l ! l、 ト、 \ 、 く ヽ\、ヽト、ヽ l l l\ ヽ
_ // | l L -┼、 \ \`‐-ミx〉 _」,. -ヽ \ !! ヽ ミ、
∠l | _+ 「, ! l ! \ `ー-ヘ / ,ニ,.-‐':ヽヽ l\ ! l ヽlヽ
/ :l l | l l l l V _ クf;::::::;:::::.::l | ! ! l トヾ
_ィ | l l l l ハ/ __` つ.:.:::::.::j | | l!l
/l | ト l ヽ lハ/ ,rニ-−:::::ミ、 ヾ_ - ′l l .! トN
../ | ハi ハ l V/〈〈 ら::::':::::.::l //! ト、|
/ | / ll | ヽ l ト ヽ. ゛う:.:.:.:.:::j //ll ! l |
. l/ リ | f、ヽ \ ヽ. ヽ-‐´ ′ /j ハ N
l∧リ, 〉ヽヽ \\ _ /// / ,リ ′
V ヽヽ\ \ミ、、 ´ / /l l /
ヽlヽ ヽ、 \` 、 _ イ /i ////
ヽ:、\ \ト\「 ¬‐--‐ '´ l l/ リ/ツ′
__ ヽ `へ \、-j l \
/l l::::l ヽ ̄ ̄`丶ミヽ l、 ヽ
〜長門の一口メモ〜
この節で扱う「物象化」概念は、いろいろと現代思想に大きな影響を与えているわけですが、
あまりごちゃごちゃ書くと、各方面からツッコミが入りそうなので、
マルクスがこの節で書いていることを大まかに追うだけにしましょう。
物象化論について勉強したい方は、広松渉やルカーチあたりを読んでください。
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:25:07.79 ID:MRMyDOv30
, - ─- 、_
/ `丶
rー‐<::/ ン-―ー- 、 、 \
{(こ 〆.:::/ ____ \ ヽ..::::ヽ
__/'´/ 〃7了.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ.j ::ヤ¬寸
/,イ>/ .:::/,':::{:::::!:::::::::::::::::ヽ ::|:. ::::Vヽ_,イ
レ/,イ ::/ :{:ハ\{ ::、::ヽ ::::::}::_|_: :::::l >::| あんたにもわかりやすいように、簡単に説明するわ。
{/::| :!{.::ィ'f坏ト\{ヽ ,><ム:!:::::::: Kヽ:ト、
|::::ヽ::i:ヽi. r'_;メ ヽ´ イ圷ハ|::::::::::|\/ヽ> この節は、
|i:::::::トl::ハ. , r';ン´j::::::::: l: V 本当は私の思想を構成する、
|i::::::::!:::: ヘ {>ーァ /:!::::::::/::/ 最も重要な部分の一つなんだけどね。
lN:ヽ:ヽ::',:::ヽ、ヽ _,ノ ,.ィ::/::::::/ /
ヾ /}::}八::::ヽ>.-‐か/7::/∨
r<¨ リ\`ヽ、\__ { 〉/イ l )}
f⌒ \ \ヽ )' \ニニ∧ | |!彡ヘ
| \ ヽム ヽ‐' .| | }ヘ,__,イ
r-ヽ  ̄ )\ Vrj/ ̄ヽ ヽ
| \ // /)ミ ー-∨ / ̄ ヽ
| (>―‐'/ /勺ヽ¨ア / }
| \三三‐'ノ ^ヽ/ /-―一 '
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:28:27.85 ID:MRMyDOv30
/ ,,,,,,--------,,,,,::.. \\ \
/ .:::::/ ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ヽ \ヽ ヽ
./ , .::::/ ,,,,:::::::::: ヽ "\:::: ヽ o-,,, .ヽ
/ ./:::::l .,,-::::l: ........\:::::::ヽヽ::::: リヽ .ヽ, ヽ
./ .l.:::::lr: .....ヽ..:::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::lヽ::::: l ヽ,ソ .ヽ
./, .ハ .l .l::::ト:::::::ト::::::::\::::::::::::l-ヽ::l\::::: lノヽ\ .ヽ 魚を食べる、つまり使用価値で見たときには、
l / /l ::::l:::ト:::l ヽ:ヽ\::::\-_;;;;;;;;==リ=,,ヽ::::: lン''ヽ ヽ ヽ 魚は単に美味しいだけなんだけど、
.l/ ./ l .::::l::l\l-,ミ;;ヽ "--ニ,,,='iぅ。::::ハソ.l:::: .lん'ヽ ヽ:: l
.l '''t .ヽ :::h.l ,,====,゙゙- .し:::ンリ .l::::.. lゝ)リ>.ソ :::: l あなたが原始時代の部族でやったように、
.l ::::l''l'ト ::ヽ'l:l ぅ。:ハ --"" .l::::: l 'ン::::::: :::::: l 魚をみんなと交換するとなると、とても奇妙なことが起こるわけ
l ::l l l\.::ヾ.゙ヾ-ク;; , .l::::::l:::::::::::::::: ::l::: .l
.l ::ll,,l .l:::::'トヽ,, "" .,,,--'''''''i .l::::/i:::::::::::::::: ::l::: .l
l ::l :ヽ!::::::::l:::::ヽ ヽ, .ノ .イ::://:::::::::::/::: ::l:: .l
.l :ヽ :::::l,::::::ヽ :ヽヽ ,,, ゙゙ -'' //::イ/::::::: /:::::::ハ:: l
.l :lヽ:::::ヽ::::::::::::\::::::"''r--,,,,, ,,,-''' // l/:::::: /l::::::/ l./
ヽl ヽ:::::::ト :::::::::ヽヽ,::::::l::::,-l ソ l:::::: /./:::::/ l/
丶 ヽ:::l \:::::::::::|''::::/ ン,,イ ' /::: / ゙゙゙゙---,,,,,,,
\l \;;;-l::::/-''" ,,, ./ ヽl / ,ン--,,
r-rr'''' .ソ/;:==-,,,,''' '''ン .丶 / ./ /-,,,
/ l l ./',,,----,,'''''ン ./ ./ / l
/| l .l ./",,---,,,,, 'ン / ./ / l
/ | | | ./ ./ / ././ l
__ r======、_
/o :::::::::::::::::::ヽ、/|
> l7~~~~~~ / ̄ → ???
` ―--===-''"
> l7~~~~~~ / ̄
` ―--===-''"
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:30:58.42 ID:MRMyDOv30
あたかも魚に意志があるかのように、
市場では自分の価値と同じだけの商品と、等価関係を結ぶ……。
私が『資本論』で書いた言葉を使えば、
人間の意志とは独立した、独自の「商品世界」を形成するの。
/!
______,イ//_____________イi ,
_, r '' " " _,._,._,._,._,._,_,._, ~`''ー-.、 //
_,r''""◎ ヽ _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._~`''ー-.、 / /
゙ヾ,, | _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,.. ~`''=´ | ヘイ、そこの鉄100g。
∠´___ ノ_,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,. _..-‐'''" \ ヽ 俺と等価交換しないか?
~`''ー-.、_______________________________,,...-‐'''" \ ヽ
! ,_ _ ',
,;-‐'′ `Y´ i
/ i ,!、
/ _,,,ノ、 ; ヽ、
,/ ,;-‐''′`ヽ、 ゙;、
i' /_,,;-‐''′ ゙:、 ゙i
i `i ゙:、 ;゙ヽ、
魚1本=鉄100gというのは、やるおの意志で決めたことでもなければ、
鉄の生産者の意志でもないわ。
いつの間にか、あたかも商品の意志であるかのように……決まっているわけ。
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:33:03.69 ID:MRMyDOv30
魚が食べたいから魚をとっていたときには、
やる夫は労働によって魚をとり、魚を支配しているんだけど、
市場に出して、魚を別の商品と交換しなければ生活が成り立たなくなるや否や、
やる夫は魚を取ることを強制される、
……逆に商品に支配されるってわけね!
/!
______,イ//_____________イi ,
_, r '' " " _,._,._,._,._,._,_,._, ~`''ー-.、 // おい、やる夫!
_,r''""◎ ヽ _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._~`''ー-.、 / /
゙ヾ,, | _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,.. ~`''=´ | 誰のおかげで生活できてると思ってるんだ?
∠´___ ノ_,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,. _..-‐'''" \ ヽ 俺を敬いやがれ!!
~`''ー-.、_______________________________,,...-‐'''" \ ヽ
! ,_ _ ',
,;-‐'′ `Y´ i
/ i ,!、
/ _,,,ノ、 ; ヽ、
,/ ,;-‐''′`ヽ、 ゙;、
i' /_,,;-‐''′ ゙:、 ゙i
i `i ゙:、 ;゙ヽ、
まあ、これ以上はやめておきましょう。
宇野なんちゃらさんにも、怒られたみたいだし。
ていうかこの魚、マジでウザいわね。
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:35:47.03 ID:MRMyDOv30
/ ,. - fォ l j | 、 ヽ、 、 l. l. `、ヽ \. l
r' ´ ,.ィ' | l | ハ l l. ト l. l、 l. ヽ--' l. この議論には批判があるし、私もきちんと書く前に死んじゃったから、
lヽ∠/ j | | | 、 ト、 l l ', |_ l. l _ン ! ここでは議論を掘り下げるのはやめておくわ。
. | 〈 lj トA._ | ヽ. ', \ l Lx‐''ハ | hヘ ヽヽ |
| /7-/ l | | ヽ`'''ト、 \ ',. \ ,.ト'´| l | || | l l. ', ヽ | ただ、この節でわかっておいてもらいたいのは次のこと。
| / ,' ' ハ | l. ヽ l. `ヽ、ヽ、 '、 `ヽ/ N-=リ=、|ノl | l. l ', ',|
. | ,' l. / l 〉. N ,ィz弋ドヽミ` ヽk、 `イo,...、 l`レ l |. | | ', ', 商品と商品が等価交換できる理由は、
| l l. l | /∧. l Y/仏'f¨ヘ. l`. 仆{__ソ,ィ| | 「`l | ', 〉 商品や貨幣がもともと固有の比率をもっていたわけではなく、
| ヽ」 l | l l ゝ ',ヾ、'ケ、ヽイ,t| 'つニ'ゥ′ l. l. } 」 l´|
| | ヽ」 | | | iヘ ヽ `乞ニ-┘ l  ̄ ! l ノl'´ l.| あくまで、商品の価値の本質、つまり……
| | | | | l、`ヽト.ヽ , ,' l ´ | l.|
|| lヽヽ丶 ` ミー ー一…… ´ ィ ,′ ! l |
. || l. ', ヽ、.._ ,// / / l. l
| |、 ', l、 `ヽ、 ,.-' / ,イ / j. ′
l |ヽ 、 ヽ \ ヽ , -' |ー、/,r'/ / 〃 /
', | ヽ ヽ ヽ ヽ、 lー ´ l ,シ^ソ / // /
゙ヘ. ヽ ヽ _,.ゝ 〉-`ュ、 ノ '1 | /ー- 、_// ,/
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:40:24.60 ID:MRMyDOv30
____
+ ./ \ /\ キリッ
/ (●) (●)\ 抽象的人間労働かお?
/ ⌒ノ(、_, )ヽ⌒ \
| `-=ニ=- |
\ `ー'´ / +
, ----‐ 二二ニ 丶 、
/ / _, ----ミァ、 \
/ / /‐'´ ヾコ そのとおり。
/ rー- / l j 、ヽ ヽ ヽヽ\ やっと噛まずに言えたわね r‐、
,' ヾ /7 ,' l .ハ`トム、\ X. |く l | )
,' /L| | lレ ,ィ≠ミヽ ` ' .ムヽ } |ヽ! / |_____
.! , //| l | | ` ト:::リ ヒ:}l !丿 }ヽ\ , ' ´ _ノ
|│ // | l | | `''" , ´| | |/ | | V ,, --、___ / --イ
|│ V | | | | r― ‐, } .| | V! _, -‐''´ / /// ‐‐イ
| .l Ll ! | ヽ _ / , ´| |│|ヽ ! , -─‐'"´ l | | { ,ノ
| ! i ! ! ト 、 /| | ! ハl ヾ _ / │ ! | ヽ ,----‐'´
| ハ ! | .! i .|ゝ  ̄/¨ , ┴ 、リ_ニ--, -' / ヽヾ丶ノ
レ' | l ! ハ ノリ >≠==- 、 / / ´ フ ̄
| /レ レ / / ´ _, -‐ '⌒
レ' | 〃/| _, -'"´
│ || | | ---=≠------─'''´
/ .|| ! ヽ , -‐'ヾ ̄
| 〃 | ヽ /l \ \
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:47:50.43 ID:iUH6R5ax0
>>127
商品同士を比較するとでなく、
商品を作る労働にこそ価値は生まれるってこと?
>>131
『資本論』の中の言葉を借りると、
「どんな物理学者も、商品の中に一原子の「価値」も発見してはいない」
つまり、商品自体が価値を持っているのではなく、
その商品に使われた、抽象的人間労働によって価値が出来ている。
交換のときにあたかも商品自身が「主張」するような交換比率は、
すべての商品に同じく抽象的人間労働が使われているからこそ、価値として比較可能なのだということです。
一番抽象的な部分なので、難しいかと思いますが、ハルヒも言っているように、
ここが資本論の天王山です。
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:47:24.35 ID:MRMyDOv30
こういう不思議な商品の振る舞いが
労働に由来していることを理解するには、
ロビンソン・クルーソーの世界を想像してみればいいわ。
/l/l//__ _
_)ヽ/ フ_
∠ >
Σ 、、 , , ,ゝ
∠, ヾlヾ!ゞvヾlvv〉 lヽ!
∠, ,、ゞ _ "νミ
< 从 ,从 _`ヾ、 ,,-、ノV`
"仆(("V 辷9ヘ /6)/、( たとえば孤独ならー
ノ,, ゝy l /j、l 傷つくのはー 一人ぼっちの自分だけだとー
´^v/` ヽ ー -´/
/ ,! 丶 _,/ ……って、B世界を脱出したとたんに、
,, - '"l ', ', /、 ト、 まさか無人島に飛ばされるとは。
斥 .| ヽ l ソ ヽ` 、_
ノl ヾ | , へ弋、/ l/ゝー` l
. / .! \ ゙''''" ゙'l ノノ |,
ノ l l 丶 ヽ/ソ l',
/ ', |l 、 〈n' / ',
./K. ', .l|. \ U ,/ l ',
/ ヽ ! / ヽ ! / / | ',
〉、 ヽ. ', ノ 、.!n./ ,/ノ lノヾ
,/ ヽ、 ~ ー| ', ヾ ├ー'" ,〉
/ `>ー -┘ ; \ ! ,/--tー''"~
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:49:40.14 ID:MRMyDOv30
/l/l//__ _
_)ヽ/ フ_
∠ >
Σ 、、 , , ,ゝ
∠, ヾlヾ!ゞvヾlvv〉 lヽ!
∠, ,、ゞ _ "νミ とりあえず、日没まで十時間あるから……。
< 从 ,从 _`ヾ、 ,,-、ノV`
"仆(("V 辷9ヘ /6)/、( 森で果物を集めるのに二時間、
ノ,, ゝy l /j、l 獣の罠作りに三時間、休憩と昼食が一時間で
´^v/` ヽ ー -´/ それから住居作りに二時間、ラジオ放送が二時間で、
/ ,! 丶 _,/ 合計十時間。
,, - '"l ', ', /、 ト、
斥 .| ヽ l ソ ヽ` 、_ これだけのことを今日中にやるか。
ノl ヾ | , へ弋、/ l/ゝー` l
. / .! \ ゙''''" ゙'l ノノ |,
ノ l l 丶 ヽ/ソ l',
/ ', |l 、 〈n' / ',
./K. ', .l|. \ U ,/ l ',
/ ヽ ! / ヽ ! / / | ',
〉、 ヽ. ', ノ 、.!n./ ,/ノ lノヾ
,/ ヽ、 ~ ー| ', ヾ ├ー'" ,〉
/ `>ー -┘ ; \ ! ,/--tー''"~
……というかたちで、交換のない社会では、
人間は自分の労働時間を基準にして働く内容を決めるはずよ。
もちろん、貨幣なんか意味ないわ。
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:55:00.39 ID:MRMyDOv30
-―――-
/ : / / ̄ ̄`ヽ`ヽ、
/ : :_/. :/´「 ̄ ̄、`ヽ、 ヽ
/.:/ !: :/_/l: ! : : 、:ヽ : : :V ∧
i::〈_人!: :l∧\ヽ: : :i : i : _: ト、: i つまり、商品の価値の本質は、
. l:://l/ !:::lf千 ミ、ヽ\!≦´V lく: :l そこに費やされる労働にあるってわけ。
lく/〈/´!::l ゞ-' 弋冫j/l l〉 !
l ::!:::ヽ、!::l 、_′ /:∧!: :! これが一章「商品」のまとめ。
!::l:::::::::∧ト、 ー ′/:/.:/ ハj
. Vヽ、:::::lヽ、丶、_ ィ/.::/.:/j/ 次章からはだんだん具体的な内容に入っていくから、
(\_ _>、:::!、|ヽ ト、/イ/ 心配しなくても大丈夫よ。
> _`ヽ__ /ヽ ヽ! \ _ヽ ̄ ヽ_
rf壬‐_´__ノ Vヽ / ∧ ヽ´__`ヽ ト、ヽ
〈\ ノ ト、!// 丶 、__`i l }
/ヽ ̄ ノ ∨ 、 l ! !/ ヽ、
{  ̄ l / \ l l ∧ \
. \ l\ // \ ! ! / !/ ヽ
ヽ ̄ /ヽ、 ヽ、! l / /  ̄ /
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:58:08.03 ID:MRMyDOv30
____
/ \
/ ─ ─ \ なんで難しい内容から先にやるんだお……?
/ (●) (●) \ 頭がガンガンして死にそうだお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/__/ / / ' l , ',\ヽ ヽ ヽ
/`! /´_/ / ./! ! ! ',. l .:.l`| .:ト、',
| | / / ,' /.:./ | !', ', l :|..:.|.:| .:ト、\
| | ∨/| :!.:/ ̄`ト、:! ', .:.:', , 斗‐┼┼| .:|、\ 〉
,.-、 | | /\_」 .:l:,' ! .:.|ヽ', .:.l∨ .:| :l.:|.:.:|.:| .:| \У 物事を論理的に説明するためには、
r‐| _ヽ,! | ,' / ,| .:.:!{ ヽ:{. ヽ、', \.:|:ノ//l | .:|__〉| 抽象から具体へ行くのが一番でしょ。
/! !〈 ∨ | , / ,ハ .:.', _,,.___,,二 ``二,,_.,,_ノ.:| .:| |、ヾ
! '、 ヾ、\| !: / // ,l\ヽ ´¨¨´ ' `¨¨`ノ:,' .:.:.,'! !:\\ そういうことよ。
. \ \_ト} `{ |:.l l l { !.:.:.\、 l二二二'、 / .:.:./:| |.:l.:|l }
| `¨´/ | |ト、j|`!.:.:.:Λ` ', / ' .:.:./.: | |.:l.:|| / まさかあんた達がここまでついてきてくれると思ってなかったから、
', { ! |:.| N.:l:|:.:.:.l:|.:\ ヽ.__/ ,. / .:.:/ .:. レ': l.:|` 正直、びっくりだわ。
┌ゝ、__ ノ、 ',:! |.:l.:l:|:.:.:.l:|:.:.l:个 、 ,.ィ'´:/ .:.:/.:.:.: /.:. j.:|
ト、.___ ̄__,' ヾ ',.',.!:', .:.l:|.:.:{: l/|` ー‐ '´ 卜/, .:./.:.:.:, '.:.: /}.:! 次章からは加速するわよ。
__j`ー----‐/ \ヽヽ.\:{>'´ /ノ _///.:./.:.:. / 〃 一気に二章、三章をやってしまうからね!
「 ヽ、__ ______{ , ー厂 ̄´\`ヽ. ,' __/´//\:. //
| ヽ. / | ヽ ,' _ ___ | '´ `¬ー 、
. j 〉′ ! } ! ̄  ̄`| 「ヽ
/ / , l | | | ',
. / / l ! | | ! ',、
! / l ,ハ. | | / !\ ――続く
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:58:28.60 ID:MRMyDOv30
〜質問&休憩ターイム〜
,,,iiiiiiiii,,,、
,lllllllllllllllllllii,,
,l゙lllllllllllllllllllllllii,,
.liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii .liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ゙,,llllllllllllllllllllll!!!丶
.lllllllllllllllllllllllllll .lllllllllllllllllllllllllll '!llll゙llllllllll!°
.lllllllllllllllllllllllllll .lllllllllllllllllllllllllll .lllllllllllllll
.lllllllllllllllllllllllllll,,,,,,,,lllllllllllllllllllllllllll| ,,,iillllllllllllll,、
.llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll| ゙!!lllllllllllllllllli、
.llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll| .'lllll!゙lllll′
.llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll| .,llll".゙llll
.llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll| ,llllli、 lllli、
.lllllllllllllllllllllllllll!!!!!!!llllllllllllllllllllllllll .'lllll′llllli
.lllllllllllllllllllllllllll llllllllllllllllllllllllll| .lllll .'!lll
.lllllllllllllllllllllllllll llllllllllllllllllllllllll| .llll ゙lll
.lllllllllllllllllllllllllll llllllllllllllllllllllllll| ,llllli,、 .,,illii、
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:52:53.23 ID:fUAwQ/650
マルクスは近経の中で活きるらしいんだが資本論はまだ読んでないんでwktkしなが見てる
で、1の先生は環境系の人?
>>136
本ゼミとオブザーバーのゼミ、二つ出てますが、両方とも学説史です。
(個人特定されそうで怖いが)
僕自身はゴリゴリの反マルクスで大学に入ったのですが、
先生も先輩もサークルの同級生もOBも、全員マル経だったので、
まあ、嫌いながらに勉強しているうちに、それなりに知識がついた感じです。
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/09(日) 23:58:19.80 ID:Yvg7SFts0
そういえば東経大の今村先生こないだ亡くなったね
大学近くのファミレスでJPOPのBGMが気にくわなくて
クラッシック流せって言って怒ったことがあるって
話聞いてちょっと笑った
>>141
惜しい人をなくしました……と言いたいのですが、
ちょっとあのマルクスの翻訳は……。
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:00:20.98 ID:TcjxrUoE0
ようは、抽象的労働も、コンピューターが必要な世界じゃコンピューターを提供してくれる
人がいてこそ活きてくるんだけど、このコンピューターを提供するビル・ゲイツ
が搾取しすぎでしょ
ってことですか?
>>143
うーん。
まあ、あと少しで剰余価値の話になるので、まっててください。
ぶっちゃけて言うと、
金を持ってる人が、その金で搾取マシーンを作ってますよね? って話です。
コンピューターを提供してくれる人が儲けても、別に困らないのです。
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:02:29.91 ID:gZn4AXxS0
今全体の何割位、話進んでるの?
>>146
半分ぐらいでしょうか。
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:02:38.54 ID:sjAtKnT00
>>1さんは童貞ですか?
>>147
禁則事項です。
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:06:06.77 ID:igv4VR/l0
>>1さんの今の仕事は?
>>151
学部三回生です。ゆとりです。
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:07:02.60 ID:I4SLwrqF0
何歳から経済学始めたの?
哲学だと誰が好き?
>>152
中学校時代に、サミュエルソンの『経済学』を読み、
なんて合理的な社会の分析方法があるんだと感銘を受けました。
それからフリードマンの『選択の自由』を読み、経済学部に行こうと決めました。
マルクス? なんかアホなヒゲ親父だよね?
……ぐらいの認識で大学に入ってきたので、いろいろ苦労しました。いろいろ。
哲学者だと、最近の方ならリチャード・ローティが好きです。
ハイエクを哲学者に含めるなら、ハイエクも好きです。
あとは、ウェーバー、アレント、フーコーあたりでしょうか。
すいません、やっぱり社会科学の徒ですね。哲学って柄じゃないです。
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:09:22.96 ID:RQmPF2qw0
>>1では資本論第一巻と書いてるが、、、三巻までやらないのか?
>>155
資本論はひとまず一巻、それも剰余価値まで行けば、
かなりわかった感じになりますので、皆さんにはその感覚を味わっていただけたらなと。
正直、機械制大工業とか出来高賃銀の章は、現代的な意味というよりも、
経済史的なお勉強になっちゃうので、そのあたりはばっさり省略します。
二巻以降は、いろいろ解釈がバラけるので、手を付けない方向でいきたいかと。
とにかく、剰余価値の第七章を目指します。
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:16:48.82 ID:RQmPF2qw0
経済学の必修本て何ですか?
>>161
今は必修本がないのが特徴です。
昔はサミュエルソンとヒックスが必修だったのですが、今はもう古いですから……。
マンキューの教科書が僕は好きでした。
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:18:00.99 ID:TcjxrUoE0
学説史は小田中直樹のやつ読んだくらいで授業もとってないんだけど、お勧め本とかありますか?
あと、伊藤誠の資本主義経済の理論以外で、入門資本論みたいなのとかもあったらよろしく
>>162
根井雅弘『経済学の歴史』
八木紀一郎『経済思想の歴史』
この二冊がお勧めです。両方とも文庫。
根井先生はどれも読みやすくて面白い!
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:18:33.45 ID:PyWhS8Lq0
やっと追いついた
わかりやすくていいね
他の古典はやる予定ないの?
>>163
ご要望があれば承ります。
「やる夫が『存在と時間』を読み始めたようです」
……いやだ、絶対やる夫のイメージじゃないw
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/10(月) 00:15:52.63 ID:o7G9IsS40
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, ^ `ヽ
イ fノノリ)ハ
リ(l|゚ -゚ノlリ そろそろ再開しようかな?
と)京iつ
く/_li〉
し'ノ